みなさん、こんにちは。
今回は、「ふるさと納税」をやったことがない方向けの記事になります。
私の個人的な意見としては、
・メリット 9割
・デメリット 1割
と思っている「ふるさと納税」について、
・仕組みがよくわからない
・「やると得する」と聞くけど本当の得なのか不安
・手続きがめんどくさそう
などの思いから、踏み切れてない方も多いのではないかと思います。
[ad]
ということで、この記事で「ふるさと納税」の”メリット”と”デメリット”をちゃんと理解していただき、その上で、ぜひとも「ふるさと納税」を満喫していただきたいと思います。
「ふるさと納税」は、自治体への”寄付”に対して”お礼の品”をいただけるという仕組みなので、本来は「購入」という言い方は間違っていますが、本記事では回りくどい言い方を避ける(読みやすさを優先する)ために「購入」という言い方で統一していますので、ご了承ください。
「ふるさと納税」とは
「お得になる理由」を知る前に、まずはそもそも「”ふるさと納税”って何?」ということから始めたいと思います。
”ふるさと納税”を知ることが、「お得になる理由」の理解にもつながります。
「ふるさと納税」の概要については、こちらの総務所のサイトで説明されています。
このサイトを見ると、ふるさと納税制度は、
・生まれ育ったふるさとに貢献できる制度
・自分の意思で応援したい自治体を選ぶことができる制度
ということになっています。
ただ、実態としては
・自分に合った返礼品がもらえる自治体への寄付
になってしまっている面が大きいです。
国民から不満の声が上がってくるというわけではないので、特に是正をしようという流れにはなっていないのかもしいれませんね。
[ad]
ふるさと納税の仕組み
それでは、ふるさと納税の「仕組み」について説明したいと思います。
「お得になる理由」を知る第一歩です。
説明については、初心者が理解するために“比較的一般的な会社員”を例にしていきます。
まずは、今回説明するにあたっての前提条件です。
・社会人Aさん、B市に在住、C市に本社がある会社で勤務
・配偶者、子どもありで、全員扶養親族になっている
という前提でお読みください。
住民税・所得税
会社員であるAさんは、
・住居を置くB市への”住民税”
・会社があるC市への”所得税”
を納税しています。
ここでは、住民税・所得税ともに年間20万円を納税していることとして説明します。
ふるさと納税の購入(寄付)
そんなAさんが、以下の通りふるさと納税を購入(各市に寄付)したこととします。
・D市 1万円のふるさと納税
・E市 2万円のふるさと納税
・F市 1万円のふるさと納税
これだと、単純に4万円分の出費が増えた感じに見えますね。
返礼品
まずは「購入」という言い方をしている理由でもある「返礼品」についてです。
各自治体からの返礼品については、いろいろな経緯があった末に、数年前から「返礼品については寄付金(ふるさと納税額)の30%程度」ということで国から指導されています。
過去にはこの指導に従わなかった自治体が、行政指導を受けた例もあります。
ということで、Aさんにはふるさと納税を行った各自治体から、”ふるさと納税額の30%程度”の返礼品が届くことになります。
結果としては、寄付金4万円に対して実質の寄付金は2.8万円程度という計算になります。
住民税・所得税からの控除
ふるさと納税(寄付金)については、返戻金の他に
住民税・所得税からの控除
がとても大きなポイントになります。
先ほどまでの話では、ふるさと納税はD市・E市・F市に合計4万円実施したことになります。
また、住民税・所得税は40万円となっています。
この場合、ふるさと納税の自己負担金2000円を除いた3万8000円が「所得税・住民税」から差し引かれることになります。
いくつの自治体に寄付をしても、Aさんの自己負担金は2000円です。
(自治体毎に2000円ではありません)
ここのポイントを勘違いしている人が多いので、ご注意ください。
所得税・住民税として40万円納税する予定だったにも関わらず、4万円分のふるさと納税をおこなうことによって36.2万円に減税される、ということになります。
結局、どう”お得”なのか
ここまで説明してきましたが、いろんな数字が出てきたので「?」な人も多いと思います。
なので、ここで「ふるさと納税をする(寄付する)」ことによる、うれしいポイント2点をおさらいします。
【ポイント①】ふるさと納税した(寄付した)金額の30%程度の返礼品がもらえる
【ポイント②】ふるさと納税した(寄付した)金額-2000円が住民税・所得税から引かれる
“得する”という観点で言い方を変えると
「返礼品の(想定)合計金額>2000円」であれば得する
このハードルはそんなに高くありません。
7000円分ふるさと納税をすれば、得する計算となります。
また、このハードルを越えた時点で「ふるさと納税をすればするほど得する」ということがわかっていただけたのではないでしょうか?
[ad]
ふるさと納税の具体例
「ふるさと納税がお得になる仕組み」を理解していただいた(たぶん)ところで、具体例をご覧いただきたいと思います。
私はいつも楽天市場で購入しているので、今回の例も楽天市場で説明します。
私の好きな、第三のビール「本麒麟」のふるさと納税で説明します。
この画面をみると「10,500円で本麒麟24本を購入する」と見えて、第一印象としては「ぼったくりかよ!」と思うかもしれません。
もちろん、その理解は間違っていて、
千歳市に10500円分寄付してくれたら、本麒麟24本を返礼品として差し上げます
という意味になります。
この価格の高さの見え方も、ハードルの高さにつながっているのでは?と思ってます。
例えば、この寄付を55,000円分(5口分)実施したとして計算してみます。
・55,000円のうち53,000円は、住民税・所得税から引かれます。
→実質2,000円の支出
・本麒麟120本を返礼品としてもらえます。
要するに・・・
本麒麟が実質1本20円弱で飲めてしまうという計算になります。
なお、「返礼品はふるさと納税(寄付)額の30%」という話がありましたよね。
同じ楽天市場で「ふるさと納税以外」で購入しようとすると、こんな感じです。
10,500円×30%=3,500円なので、だいたい計算が合う、ということもわかっていただけると思います。
今回は説明をしませんが、楽天市場でうまくポイントをためれば、
そのポイントだけであと2ケースくらいゲットできます!
[ad]
ふるさと納税の制限額
「ふるさと納税(寄付)はやればやるほどお得」ということを理解していただきましたが、もちろん上限額があります。
上限額については、主に所得額によって変わってきます。詳しくは総務省のサイトをご確認ください。
もちろん、シミュレーションもできます。
シミュレーションについては、ふるさとチョイスのサイトがわかりやすいかと思うのでリンクを貼り付けておきます。
正確な上限額を知りたければ、源泉徴収票が必要なので、
必ず手元に準備しておきましょう。
★注意点すべき項目は「医療費控除」
ふるさと納税をする同じ年の医療費が高額(10万円以上)な方については、上限額にも影響するので注意が必要です。
また、その年の早いタイミングで上限額ギリギリのふるさと納税を行い、年末等に急遽高額の医療費が発生してしまうと、得できない可能性もあります。
しっかりチェックして、計画的に行いましょう。
[ad]
ふるさと納税を行うときの注意点
これまで私がふるさと納税を行ってきた経験から思う注意点について紹介したいと思います。
限度額ぎりぎりまで攻めて購入しない
ふるさと納税の限度額を調べると、どうしても限界まで購入しようと思ってしまいます。
その場合のリスクとして
・計算が間違ってしまい、限度額を超えてしまっている可能性がある
・限界まで購入した後に、高額な医療費等が発生すると得できない可能性がある
という点があるので、余裕をもって(例えば、限度額-1万円)設定するようにしましょう。
購入する際の計画性も大切です。
冷凍庫がパンパンにならないように注意する
ふるさと納税は、なぜか年末に駆け込みで購入してしまう人が多いです。
私もどちらかというと、その傾向があります。
そして、ふるさと納税は冷凍食品がとても多いので、年末にふるさと納税によって冷凍庫がパンパンになる方をよく見かけます。
ということで、
・一年をかけて計画的に購入する
・冷凍食品に偏らないように意識して購入する
という点に注意しましょう
年末になると、人気返礼品が売り切れになることも多いので、
その点でも1年をかけて計画的に購入することをおススメします!
[ad]
おすすめ”返礼品”レビュー
ここでは、おすすめ商品について紹介している、レビュー記事を紹介します。
福岡県川崎町「濃厚バスクチーズケーキ」
さいごに
今回は、「ふるさと納税」の主に「得できる仕組み・理由」について説明しました。
みなさんが「ふるさと納税」を行うきっかけになればうれしいです。
特に、楽天市場を利用している方は、楽天ポイント獲得にもつながるので、ぜひ一度サイトを訪問してみてください。
ありがとうございました!!
[ad]
コメント