【解説】”脱プラスチック”が必要な理由と疑問を感じる”自治体・企業の対応”

生活
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【はじめに】
今回の記事内には、"批判"とも捉えることができるコメントがあるかもしれませんが、あくまで「個人の感想」ということでご理解ください!

先日、子どもと京都府亀岡市のプールに行ったときのことでした。

TK
TK

プールに行ったこと自体は、

今回の話と全く関係ないです。

簡単に昼ごはんを済ませようと思い、プール近く(亀岡市内)のコンビニでおにぎりやサンドイッチなどを購入しました。

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いつもエコバッグは持参している(このときも持ってました)ものの、おにぎり・サンドイッチのゴミがどうしても出てしまうことも考え「袋もください」とお願いをしました。

店員さんに「有料になりますがよろしいですか?」という決まり文句を言われるのかと思いきや、こんなやり取りに。。。

店員さん
店員さん

「紙袋になりますがよろしいですか?」

TK
TK

どういうことだ?

在庫がなくなったってか?

TK
TK

ビニール袋は無いんですか?

店員さん
店員さん

亀岡市の条例で、ビニール袋が禁止されているんです。

TK
TK

なんと!条例か!

お店が悪いって訳ではないんだ。。。

でもゴミは出るもんな。。。

TK
TK

じゃあ、紙袋ください。

店員さん
店員さん

1枚8円になりますが、よろしいですか?

TK
TK

おいおい高いな!

なんでビニール袋より高いんだよ。

でも「8円ならいらない」なんて、

かっこ悪いこと言えないよ。。。

TK
TK

はい。お願いします。

で、結局こんな感じでお店から持ち出しました。

コンビニでもらった紙袋

すごくモヤモヤしたまま、おにぎりを食べてプールに行きました。

TK
TK

紙袋の中にはプラごみがいっぱい・・・

この日から少し経過しましたが、この”モヤモヤ”がなかなか晴れないので、

・そもそも「脱プラスチック」ってなんで必要なの?
・自治体や店舗ではどんな対応を行っているの?

ということについて調べることにしました。

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「脱プラスチック」の必要性

“プラスチック”とは

この点に関する記事はたくさんありますが、下記サイトにとても分かりやすくまとまっています。

プラスチックのはてな|プラスチックとリサイクルに関する学習支援サイト
小学校・中学校向けのプラスチックとリサイクルに関する学習支援サイトです。プラスチックの種類や製品の作り方、性質、法律、リサイクル、環境問題等についてわかりやすく解説しています。調べ学習や自由研究にぜひ活用してください。

この記事を読むと、

・プラスチックの有効活用によってエコにつながる(つなげてきた)
・プラスチックの焼却で環境が悪化することはない
・プラスチックのリサイクルはしっかりと行われている

ということが理解できます。

TK
TK

さすが小中学生向け。

とてもわかりやすく書かれている。

TK
TK

でも意外と、

いいことばかり書かれてるなー。

“脱プラスチック”とは

“脱プラスチック”とは読んでそのまま、

・プラスチックをできるだけ使わない
・プラスチックゴミを減らす

ということですが、そのような考え方になった根本的な理由

ちゃんと捨てられなかったプラスチックゴミが海などに流れてしまいうことで、環境破壊につながっている

ということであるはずです。

焼却をすれば環境に影響なく処理されることは話をした通りであるにも関わらず、「きちんと捨てることができていない」ことが要因でこのような流れになっていることは、しっくりきません。

プラスチック資源循環法

法律の面から見てみます。

2022年4月に「プラスチック資源循環法」が施行されました。

プラスチック資源循環法関連
環境省のホームページです。環境省の政策、報道発表、審議会、所管法令、環境白書、各種手続などの情報を掲載しています。

この法律は、名前の通り

・プラスチックゴミは、「捨てる」ではなく「リサイクルする」等の再利用を推進していこう

というものです。

ここまで話をしてきたことをまとめると、以下の表のとおりになります。

“プラスチック”とは・エコにつながるもの
・焼却による環境への影響はない
“脱プラスチック”の根本要因・ちゃんと捨てられなかったゴミによる環境破壊
“脱プラスチック”の目的・プラスチックをできるだけ使わない
・プラスチックゴミを減らす
プラスチック資源循環法・プラゴミの再生に関する法律
「脱プラスチック」についてのまとめ

なんだか、一言では言い表せないほど矛盾を感じてしまいます

TK
TK

「みんながゴミをちゃんと捨てれば解決?」

と感じてしまう。

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自治体・店舗での対応

では、実際に自治体や店舗でどんな対応を行っているのか、見ていきましょう。

京都府亀岡市

亀岡市は全国の市町村でも、率先して“脱プラスチック”の取り組みを推進しており、2018年には「かめおかプラスチックごみゼロ宣言」を打ち出しています。

さらには、「亀岡市プラスチック製レジ袋の提供禁止に関する条例」により、2021年3月からは亀岡市ではプラスチック製レジ袋の提供が禁止となりました。

これは全国でも初めての事例のようです。

率先して、このような取り組みを行うことはすごい決断だと思うものの、「レジ袋」だけそこまで厳しくしてどれくらい効果があるか、という点には少し疑問を感じてしまう。

TK
TK

プラ製レジ袋の提供をやめた店舗の中には、

まだまだプラ包装やプラ製品があふれている。

また、亀岡市外から来た人に対しても、全く同じ制度を適用するのも、いかがなものかと思う。

TK
TK

今回の私の例がまさしく。。。

北摂地域での取組みを調べてみましたが、「ゴミの分別」程度で亀岡市のような目立ったことはありませんでした。

ヨドバシカメラ

ヨドバシカメラで商品を購入すると、レジ袋が必要かどうかを聞かれることなく、無料のレジ袋に入れてもらえます。

TK
TK

シャーペンの芯を買っても、

レジ袋に入れてくれた。

ヨドバシカメラのレジ袋

ただ、何でもレジ袋をくれることに、違和感を感じた方も多いのではないでしょうか?

ヨドバシカメラが無料でレジ袋をもらえる理由は、LIMEXを使ったレジ袋だから」です。

レジ袋にもしっかり書いてあります。

レジ袋の「LIMEX」記載

この部分を細かい話をすると長くなるので簡単に説明すると、

「石油以外の成分を75%含めば無料での提供が可能」

という条件を達成しているから、無料で提供しているということのようです。

このことにもいろいろ疑問を感じてしまいます。。。

TK
TK

結局は、水には溶けない材質なので、

やっぱり海洋に出ると良くないのでは??

TK
TK

石油成分が”ゼロ”では無いのであれば、

どんな商品にもレジ袋提供、というのはどうなの??

他のお店でLIMEX製のポリ袋を見かけないのは、価格面もあるかもしれませんが、こんな懸念もあるのかもしれません。

VISON

VISONは、三重県に2021年にできた新しい施設です。

VISON Beautiful Village in TAKIVISON Beautiful Village in TAKI
日本の誇るべき食・文化・アートとテクノロジーが集結する 地方創生プロジェクトが三重・多気町で始まります。

三重へ旅行に行ったときに立ち寄りました。

ここで紹介することは、「食堂の食器がすべて紙でできている」ということです。

まぐろ丼(紙の器)
ラーメン(紙の器)

このVISONのコンセプトとして、「自然と共に生きる」的なことがあるので、環境へのやさしさを出しているのだと思います。

TK
TK

紙ごみは増えてしまうけど・・・

紙皿と聞くと安っぽさを感じてしまう部分もありますが、安っぽさはなく、おしゃれ感があり、少し大げさに言うとインスタ映えもする感じでした。

TK
TK

今後はこれが普通になっていくのかもしれませんね。

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「わかったこと」「思うこと」

すこしネガティブなことばかりの内容になってしまいましたが、調べれば調べるほど「なぜ?」が増えていくばかりでした

というか、やっぱり「ルール通りにゴミを捨てることを推進し実現する」ことこそが根本的な問題を解決することではないかとも思えて仕方がありません。

また、世界規模で問題となっていることへの対策を、日本国内の地方自治体や企業単位で取り組んでいるということに「疑問」「さみしさ」を感じます

TK
TK

少なくとも国民の意識を高めることは、

国の役目ですよね。

環境対策については、SDG’sを軸に今後様々な面で動きが出てくると思うので、動向に注目していきたいと思います。 

TK
TK

ありがとうございました!!

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コメント